EXOに心奪われて❤️

I think about you 24/7 and pray for your health and happiness.with a lot of love. I spell my love for you. I love EXO , Roses and The Tale of Genji.

幼馴染みの恋 #3

高校に入学してから初めての夏休み。

バンドを組んだベクとニョルは

文化祭に向けて毎日練習している。

それは良いのだけれど、

どうして私までそれに付き合わなきゃ

ならないの?!

 

「お前、どうせ暇だろ?

弁当作って練習場に持って来て。」

 

ベクがそう言うから!夏休みなのに!!

お弁当作って毎日登校しなくちゃ

ならなくなった。

でも、本当は嬉しい。

だってニョルに会えるから。

 

二人がバンドを組んでから

何かと三人で行動することが多くなった

わたしたち。

もしかして私の気持ちにいち早く気付いた

ベクが私の為に?

うううん、まさかね。

 

🌹

 

夏休みも終わりに近付いた頃

毎年ベクと行っていた夏祭り。

今年はニョルも一緒に三人で行くことに。

うーーーん。

 

「ねぇ、ベク。女の子もう一人誘っていい?」

 

「何で?・・・ああ!そうか。Wデートね。

解ったよ。お前とニョル、二人にしてやる。

俺の相手は気にするな。ちゃんと

連れて行くから!」

 

あ・・・ベク、そんな女の子いるんだ。

何?今胸のあたりがチクッとした。

 

「うん、じゃあ、お願いね!」

 

そう言いながらも、左の頬が少し

ひきつっていたかもしれない。

笑顔が上手く作れなかった。

 

ベクに気付かれた?

 

🌹

 

ベクと私は浴衣を着て

ニョルとベクが呼んだ女の子を

神社の入り口で待っていた。

目の前を、楽しそうに甘えたり

はしゃいだりしながら、

カップルや家族連れが行き交っている。

ベクと私もそんなふうに見えるのかな。

 

え?私今何想像した?

 

「ベッちゃ~ん!」

 

大きな元気な声で手を振りながら

女の子がこちらに歩いて来た。

べ、ベッちゃん?!

 

「久し振りー、ベッちゃん。またまた

格好良くなったね!」

 

「久し振り!て、ベッちゃんて呼ぶな。」

 

「あ、ベク、紹介して。初めまして。

私、ベクと家が隣で幼馴染みの

Ekkyonと申します。」

 

「初めまして。ベッ、あ!ベクからよく

聞かされてました。私◯◯と申します。

ベクとはライブハウスで知り合ったの。」

 

「聞かされてた?何をですか?!」

 

「◯◯、余計なこと言うな!

Ekkyon、お前は気にするな。忘れろ。」

 

私のこと何て言ってたの?

どうせお守りしなきゃいけない

幼馴染みがいるとか言ってたんでしょ。

ふん、だ。と心で思いながら、

 

「ベク、ライブハウスなんて行ってたんだ。

知らなかった。」

 

「ニョルもな。練習兼ねて時々

お客さんの少ない時に演奏させて

もらってるんだ。」

 

ふーん。

ニョルも一緒なら教えてくれればいいのに。

 

「意外と頑張ってるんだ。意外。」

 

「意外て、2回も言ったぞお前。」

 

「ごめん。だって意外だったから。あ。」

 

そこへ丁度ニョルもやって来た。

 

うわぁ、どうしよう。

格好良すぎてまともに見ること出来ないよ。

 

浴衣姿がどこかの若旦那のように

似合っている。(若旦那て、時代劇か。笑)

肩も胸も厚くて、袖から出る手首が骨太で、

手も大きくてゴツゴツしていて男らしい。

ベクのスラッと伸びた綺麗な手を

見慣れているから、男の人の手て

こんなに逞しいものなのね、と見ていた。

 


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ふと気付くと、私の視界にその逞しい手が

差し伸べられている。

見上げるともう私の右手はその大きな左手に

包み込まれるようにしっかりと

握られていた。

 

私、自分の気持ちニョルに言ったこと

無いのに。

ベク、話したの?

 

振り向いてベクの方を見ると

◯◯さんと笑っていた。

 

~続く

 

🌹🌹

 

思いっ切り少女マンガの世界に

なっています。笑

チャニョルさんの体型は現在の逞しい姿が

元になっています。❤️

 

そういえば、

高校生の時の軽音部の友達は

イケメンだったな。

笑うとチャニョルさんのように

えくぼが出来たな。

文化祭の時はお互いのクラスのはっぴを

交換して着て回ったな。

卒業式、二人で写真撮ったな。

なんてことを、これを書いたお陰で

思い出して楽しかったです。😀

(でも、彼氏ではありません。友達。)

 

ここまでお読み頂きまして

ありがとうございます。

 

画像は全てお借りしています。

ありがとうございます。

 

 

 


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