チャニョルさん V LIVE 【d×V】
in Paris
[ⓓxV] 파리에 가면 찬열 같은 파리지앵이 있는 거죠? (없어요.) 그렇다면 지금 당장 모든 짐 싸들고 파리로 떠나겠습니다✊✊‼️ 노숙을 해도 좋아요... 그의 미모에 빠져 헤어나올 수 없는 기회만 주어진다면...😍💕
— V LIVE (@Vliveofficial) 2019年4月8日
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こんばんは。
聖葉と申します。
チャニョルさんの美しい動画と
お写真をみると
お写真をただただ貼って
格好いい❤️と愛でるよりも
お話を創作したくなる私。
この中では私の名前を使っていますが
皆様のお名前に置き換えてお読み頂き、
幸せな気持ちになって頂けたら
嬉しいです。😊
🌹
いってらっしゃい。
玄関を出ると聞こえてくる声。
私は小さな声で
行ってきます。
と言う。
何故なら
彼の姿は私にしかみえないから。
そして彼の声も私にしか聴こえないから。
彼は自分のことを
この部屋に棲む天使だと言う。
そう聞かされたとき
私はそれほど驚かなかった。
信じるとか信じないとかではなく
この世には
目には見えなくても
存在するものがあってもおかしくない、
といつも思っていたから。
例えば精霊とか。
学生時代に習った民俗学によると
家の中にも
森の中にも
精霊がいる、と。
彼は
私が生まれるずっと前に
人間に恋をしてしまった
タブーを犯した天使。
彼は他の天使と天界から怒りを買い
天界に戻ることは出来なくなったそう。
そのとき恋した女性が住んでいたこの街に
彼はずっと住み続けてきた。
僕はこの街の移り変わる様子を
ずっと撮り続けてきた。
人も街もどんどん変わっていく中で
変わらない、
変われないのは
僕だけだった。
悲しそうな目をしたのは一瞬で
もうカメラを構えて楽しそうにしている。
ここからだと
ずぅっーと向こうから
聖葉が帰ってくるのが見えるんだよ。
時々写真も撮ってたんだけど
気付いてた?
うううん。
そうだよね。
こんなところからじゃ。
ねえ聖葉、笑って。
無邪気にカメラを構えるチャニョル。
・・・チャニョル。
私も・・・
私も移り変わる町並みや
その時代に生きる人としてしか
あなたの目には映らないのかな、
記憶にさえも残らないのかな。
何年も生きてきたあなたは
これからもずっと生き続けるのでしょう?
今までもそうやって
あなたに写真をとってもらった人がいて
私がいなくなった後は
また違う・・・
チャニョルは微笑むと
少しだけ哀しそうに表情を歪めた。
聖葉が引っ越してくるまで
僕はずっとこの部屋で
ひとりぼっちだった。
勿論、引っ越してくる人はいたよ。
でも、
何か気配がするから気持ちが悪い
と言って、すぐに出て行ってしまうんだ。
そんな噂が広まってからは、ここには
なかなか引っ越してくる人がいなくて
時々こうして屋上に上がっては
小鳥たちと話をしたり
町行く人をみていたりしたんだ。
でも、何十年と経つうちに
そんな噂も消えてしまい
聖葉が引っ越してきた。
聖葉がきてから
僕は毎日楽しかったよ。
なかなか僕の存在には
気付いてくれなかったけれどね。
どんな服を着ていこうか
鏡の前で何着もの服をあてて
ポーズしたり微笑んだり。
そんな姿を僕はいつも
こうして見ていた。
あと、
ドラマを観ては
ボロボロ涙を溢して
その後なかなか眠れなさそうなときは
僕がそっと歌を唄いながら
撫でてあげたり。
休みの日に
好きな音楽をかけて
お気に入りの紅茶を飲みながら
ゆったりと過ごす聖葉の横で
僕は聖葉を見つめて過ごしたり。
いつ、気付いてくれるのか
もしかして、気付いてくれないのか
と、ずっとドキドキしながら
過ごしていたよ。
そう、始めの二週間くらいは
気付かなかった。
でも、何かを感じていた。
それが何なのかは解らなかったけれど。
ある夜、私は風邪をこじらせ
高熱を出して寝込んでいた。
そのとき、
額に冷たいものを感じて
目を覚ますと
枕元にとても綺麗な青年がいて
彼と目が合った。
一瞬だけ驚いたけれど
今まで感じていた気配の主だと悟った。
あのとき
聖葉はどうしてそんなに驚かなかったの?
んー、どうしてかしら。
それはね・・・
うん。
たぶん、それまで私は
何だか解らないけれど
この部屋で何か気配を感じていたの。
それがあなただったと
そのとき何の疑いもなく
そう思ったの。
悪霊ではなさそうだな、て。笑
そうか・・・
あ、いや、何だよ悪霊て。笑
嘘よ。
もしかして
ギリシャ神話のエロスが現れた?
と思ったわ。
じゃあ、聖葉はプシュケー?
そうそう!
え?
私がプシュケーじゃご不満かしら?
あのさ
病気で寝込んでいるのに
怖くなかったの?
独り暮らしで病気になると
本当に心細くて、
だから・・・
人ではなくても
側にいてくれるだけいいかな、
なんてね。
見た目は人だし。
それに
チャニョルの目が
私のこと心配そうに見ていたから
悪い人ではないなぁ、て。
襲ってやろう、ていう感じは無かったし。笑
僕は紳士な天使だからね。
いきなりは襲わないよ。
それなりに段階を踏んでから。
ふぅ~ん。
じゃあ、これからは襲われないように
気を付けていなくちゃ、かな?笑
でもまさか天使だなんて、ね。
こんなに大きな天使もいるのね。
小さくてぽっちゃりとしていて
子供のような姿の天使のほうが良かった?
ふふ、
どうかなぁ、そういう天使さんに
会ってみないとなぁ。
なんだよ・・・
あれ?
拗ねちゃったの?
今のお姿の天使様で良かったです。
チャニョル、イケメン天使だから、ね。
あ!今度の日曜日
お友達と家で女子会するの。
ちょっと賑やかになるけど
チャニョル大丈夫?
ごめんね。
楽しそうだね。
人が集まるところなんて
何年ぶりだろう。
僕も楽しみだよ。
大人しくしてます。
じゃあ、私そのための
お買い物に行ってくるね。
うん、行ってらっしゃい。
気を付けて。
聖葉、
この部屋に君以外の人が入ると
ずっと言わなかったことに
君は気づいてしまう。
聖葉が僕を、
人ではないのに
何の躊躇いもなく
受け入れたから・・・
~つづく~
天使や天界についての設定は
この創作に合わせて
私が勝手に作ったものです。
専門的な内容は解りませんので
ご了承下さい。
ここまでお読み頂きまして
ありがとうございました。
画像、Twitterは全てお借りしています。
ありがとうございます。