~読書王~
こんばんは。
聖葉と申します。
読書をよくなさるカイさんは
とてもロマンチストな方。
それは彼の言葉とダンスから
感じること。
以前書いた短い短い妄想です。
🌹
太宰治と愛人との入水自殺のことを
「先生となら怖くないかも」と私が言い
それを聞いてカイさんが
太宰治の話を始めた、
という設定にしました。
予告🍒6月の文豪カクテル🍒
— BookCafe&Bar 十誡 (@zikkai) 2019年5月20日
太宰治『Ox blood〜桜桃〜』
グラスの縁には寄り添う2つのチェリー、首飾りをイメージして金粉を飾りました。
ブランデーとフレッシュチェリー、レモンで酸味を加えた素材の味を楽しむ一杯。
太宰治作品を片手に是非お召し上がりくださいね🍒 pic.twitter.com/zcZ4kum2bu
6月は桜桃忌。
桜桃忌とは太宰治の忌日。
6月13日、
愛人とともに玉川上水に入水自殺。
遺体があがったのは
くしくも太宰の誕生日である6月19日。
太宰治の短編小説「桜桃」から、
太宰治を偲ぶ日を桜桃忌と言います。
https://exo-loving-ekkyon.hatenablog.jp/entry/2018/10/23/164608
カイさんがInstagramにアップなさる
お写真は、物語性を感じます。
彼が天から舞い降りた
という設定でお写真に言葉をつけました。
あみだのとき、カイさんが
パジャマのまま部屋から走り出て
プールに飛び込むときも
カイさんがとても色っぽいので
年上の人妻との一夜を明かした朝、
そんなシチュエーションで
動画で勝手にお話を作ってしまいました。
🌹
彼は始めて四方を見廻しました。頭上に花がありました。その下にひっそりと虚空がみちていました。ひそひそと花が降ります。それだけのことです。外には何の秘密もないのでした。
— BookCafe&Bar 十誡 (@zikkai) 2019年3月20日
(桜の森の満開の下 より抜粋)
予告🌸4月の文豪カクテル🌸
坂口安吾
「花霞〜桜の森の満開の下〜」
十誡 pic.twitter.com/otle9ESwRF
↑
そんな彼と一緒に読んでみたい一冊。
私は、この最後の部分がとても好きです。
上に紹介されている文章のあとに
一段落あり、そのあとの最後の段落です。
↓
彼は女の顔の上の花びらをとってやろうとしました。彼の手が女の顔にとどこうとした時に、何か変ったことが起ったように思われました。すると、彼の手の下には降りつもった花びらばかりで、女の姿は掻き消えてただ幾つかの花びらになっていました。そして、その花びらを掻き分けようとした彼の手も彼の身体も延した時にはもはや消えていました。あとに花びらと、冷たい虚空がはりつめているばかりでした。
このラストシーンに
彼はどんな感想を持たれるのかしら。
そして、感じたことを
どのような言葉で表現なさるのかしら。
彼は彼のその独特の感性で
一冊の本から色々なことを
感じ取られるのではないかと思いますので
それをやゆっくり丁寧に聞いていたいです。
そして表現者である彼が
このシーンをダンスで魅せて下さるとしたら
どのようなダンスになるのか
とても見てみたいです。
🌹
カイさんの座右の銘
「曲がろうとも折れない」
今、カイさんのことをブログに書いているのですが、彼の発する言葉て年齢にそぐわない、一体何年人生送ってきたの?ていうところが好きですし、言葉の選び方も好き。
— 聖葉 (@xoxo_seiha_426) 2019年6月2日
深くて澄んでいるの。https://t.co/li25WseuhJ
『子供の頃、他の皆が遊びたがる間、
僕はいつもダンスや歌をしたがりました。
おそらくそれがこの世界から出て行く
僕の方法だったんです。』
『僕と歩くこの道。
さまよって遠回りしても、
皆さんさえ楽しければ
これからも一緒に歩きましょう。』
カイさんが紡ぎ出す言葉は
綺麗な文学作品や詩を読んでいるようです。
ですから
聞いた人の心に深く残るのだと思います。
法律の文章や小説の文章は
たったそれだけのことを言うために?
と思うくらい
沢山の枝葉をつけて表現しています。
カイさんの言葉は
それと同じと感じるのです。
直接的な言い方で
「僕は子供のころからダンスが好きでした」
と言われるよりも
カイさんの言葉からですと
どんな子供だったのだろう
どれだけ強い思いがあったのだろう
彼の子供時代や
どのようなレッスンをしていたのか
ということに私たちは思いを馳せることが
出来ますし
彼のダンスへの思い入れの深さや
子供の頃からの志であること
それを貫く強さを想像させられます。
彼の言葉は
本を読むことにより養われた感性によるもの
アルバム賞を受賞したときに
『旅行者の読書』という
本の一部を引用して
「誰かの人生は誰かの風景になる」
とコメントなさいました。
とても感慨深い言葉です。
本の一部を引用なさったとしても
それが的確であるからこそ感動するのです。
彼のソロのダンスは
狂気と恐怖を感じることがあります。
ダンスに取り憑かれた人。
言葉を大切になさり
言葉を感じることが出来る彼だからこそ
紡ぎ出す言葉と同様に
養われた感性がダンスで表現なさると
取り憑かれたような
狂気と恐怖を感じさせるのだと思います。
今
彼はダンスをなさる若い後輩たちから
憧れの存在となっています。
彼の人生が
誰かの風景になろうとしています。
ここまでお読み頂きまして
ありがとうございました。
画像、Twitterは全てお借りしています。
ありがとうございます。