EXOに心奪われて❤️

I think about you 24/7 and pray for your health and happiness.with a lot of love. I spell my love for you. I love EXO , Roses and The Tale of Genji.

幼馴染みの恋 #5

出店が並ぶ神社の参道はとても賑やかで

いつもの見慣れた静かな神社とは違い

少しだけ大胆な気持ちにさせてくれる、

そんな気がする。

 

ニョルに握られた右手、そっと握り返すと

顔を見合わせて照れ笑いをした。

 

「あー、2人とも可愛い!

あれ?べっちゃん、妹をとられたような

お兄ちゃんの顔になってるよ。

それとも羨ましいのかな?

◯◯が手を繋いであげようか?笑」

 

「お前ー、💢」

 

笑笑笑

 

ニョル?(笑ってない?)

 


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4人での夏祭り。

去年まではベクと2人。

色々遊んだり食べたり、2人よりも勿論

賑やかで楽しいけれど、何か・・・何?

 

ベクはいつもと変わらず、おしゃべりだし

盛り上がっている。

 

はぁ~、全く。能天気お祭り男。

 

「ため息ついて、どうしたの?疲れた?」

 

「ごめん💦私ため息なんて、ついた?」

 

「あー。気付かないほどお疲れだね。笑

何処かで2人でゆっくりしたいね。」

 

ニョルにそう言われると

ドクン、と胸が波打ち、

心臓の音を聞かれてしまったのではないか、

と思った。

 

首をコクンと小さく縦に動かすと

ニョルがベクに手で二組に別れて

行動しようと合図を送っている。

 

顔を右に向け、目の端でベクを見ると

ニョルに笑顔でOKの合図をしている。

そしてニョルは私の方を向いた。

私はまだ目の端でベクを見ていた。

直ぐにベクの笑顔が消えたのが解った。

 

私はベクの顔が気になりつつ

ニョルに手を引かれ、

神社の近くの公園に来た。

 

「懐かしい。ブランコなんてもう何年も

乗ってないなぁ。子どもの頃

よくこの公園で遊んだの。」

 

「ベクと?」

 

「うん。」

 

・・・・・・・・

 

「ねぇ、あれは迷路?

どっちが早く出られるか競争しようよ。」

 

「ニョルー、私子どもの頃からここで遊んで

慣れてるのよ。負ける訳ないじゃない。笑」

 

「僕の頭脳と運動神経、知ってるよね?」

 

「うっ、そうだった。私、運動神経は

どこかに置き忘れてきてるから。

じゃあ、スタート!お先にね。」

 

この公園には小さくても凝った迷路がある。

ベクといつも競争して、あー、

そういえば勝ったことなかった!

 

そんなことを思い出しながら

真ん中辺りまで来たとき、

ニョルの姿が見えないことに気付いた。

迷路の壁は子どもが見えるくらい

低いのに、何処?

 

公園には私たち以外は誰も来ていないし、

夜だから暗い。急に怖くなって

 

「ニョル、何処?」

 

返事がない。

 

「やだ、怖いよ、ニョル何処?」

 

不意に腕を掴まれ

後ろに引き寄せられたときは

広い胸に埋もれていた。

 

「ニョル、」

 

「何も言わないで。」

 

私を抱く腕に力が入る。

 

「暫くこのままでいさせて。」

 

いつも明るく皆を引っ張ってくれる

ニョルとは違って

まるで小さな子どもが甘えて

懇願するような声だった。

 

~続く~

 

🌹🌹

 

CBXの

「CRY」

「Someonelikeyou」

を聴きながら書いていたら

どっぷり切なさにはまって

抜け出せなくなりそうになったので

曲を変更。

(最初からミステイクでした。

アオハルな話書いているのに。)

 

でも、聴かなくても

これ、書いているだけで

苦しくなってきました。笑←笑つけないと

本当に恋煩いになっちゃうからね。笑←😅

 

ベクかニョルかなんて

私には選べないーー。

お二人とも好き❤️

 

どうしましょう。笑(笑って誤魔化す。)

 

 

 

ここまでお読み頂きまして

ありがとうございました。

 

画像は全てお借りしています。

ありがとうございます。

 

 

 


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