薔薇の花 美しい鼻筋と キュッと結ばれた口 憂鬱な雰囲気を漂わせ 伏目がちに通り過ぎて行く男性 その手には ボロボロになった一冊の詩集が 決して目立つ人ではないのに 彼の姿が小さく見えなくなるまで 私は彼から目を離すことが出来なかった 時代を遡った…
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